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肘が痛い、でもテニスしたい...

テニスをする人なら誰でも耳にし、そして自分だけは絶対になりたくない、と思うテニス肘。しかし、実際には、それが発生し辛い経験をした人、あるいは今も悩み続けている人も大変多くいます。そして、皆が言うのが、「肘が痛くても、テニスをやりたい。」ということ。ドクターからは、痛みが引くまでテニスは休みなさい、と言われるけど、「私からテニスを取ったら何が残るのよ!」と反発したくなるあなたの気持ち、分かります。同時に、痛みさえどうにか緩和されれば、すぐにでもコートに戻りたい、という人もたくさんいるはずですよね。

テニス肘の直接の原因は肘の腱や筋肉などの組織の過労といわれますが、それにいたる過程はさまざまで、かつ複合的です。
フォームに無理がある
筋力が弱い
ラケットやストリングが不適切
プレーのしすぎ
知識の欠如
などがよく指摘されますが、実際にはテニス以外の日常生活のちょっとした筋肉の使い方が原因となることも多々あります。重い鍋を持ち上げることや、場合によっては雑巾を絞るようなことも一因になり得るのです。
テニス肘になってしまった場合、自己流療法は絶対に避けて、症状がひどければやはり専門医の治療を受けるべきでしょう。ただ、実際には、医者にかかるほどひどくなく、なんとかプレーをしている、という人も多いようです。そのような人は、原因と考えられる上記の項目で、自分が改善すべき点をみつけ、また、プレー前のウォームアップや後のアイシングなどのケアをしっかり行う心がけだけはやりたいものです。

テニスはラケットを用いる器具スポーツです。ラケットを変えたことにより、体の具合がよくなったり、おかしくなったりすることもあるので、ラケット選びは最重要事項といえます。特にテニス肘に悩む人には、一層の考慮が必要です。近年、衝撃吸収性の優れたラケットがいくつか発売されるようになったのも、悩みを抱える人には朗報でしょう。

そこでtennis365.net科学捜査隊では、ラケットとテニス肘との関係を科学してみました。

【肘がプレー中に痛む主な原因】
1. インパクトショック(最初のボールインパクト)
2. その後のラケットの振動

【その複合による影響】
ラケットがボールにあたったときのインパクトショックが大きいほど、ラケットはより激しく、そしてより長く振動し、肘へのストレスが増大します。
【では、肘の痛みを緩和するためのラケットとは】
1. ボールインパクトを瞬時に減衰する機能
2. その後のラケットの振動を短縮する機能
この二つが理想的に働きあうことにより、効果的に痛みを減少できると言われます。

2002年、HEAD社ではテニス肘を緩和するラケットの研究・開発をするプロジェクト、L.E.P.(Less-pain Elbow Project) を立ち上げ、そこで新開発されたラケットを1年半に渡りドイツで実地テストしました。その結果、急性テニス肘患者のうち9割が、著しく肘の痛みが緩和されたという報告がなされました。(慢性テニス肘患者の場合はそこまでの改善はみられなかったそうです。)
その話題のラケットが今年10月、日本を皮切りに全世界で発売されます。
HEAD Protect Systemというコンセプトのもと、ラケット、グロメット、グリップテープ、ストリングの全てにおいて、テニス肘患者に照準を合わせた、全く新しい商品です。 その特徴とは

グリップ内に埋め込まれたマイクロチップの働きにより、ボールインパクト時のラケットの振動を電気的に打ち消す。(EDS=Electronic Dampening System) →初期振動と振動時間を半減する。



新開発の2重グロメット構造で、ラケットとストリングの振動を削減。


グリップテープには特別開発のエアクッションを組み込み、ソフトなグリップ感を実現。


中心部に新開発のラバー素材を編みこんだ振動吸収性の高いストリングと、従来からの定評あるストリングの組み合わせによる理想的な衝撃吸収性と快適性の実現。


これら4つのコンビネーションにより、プレーの楽しさを損なうことなく、肘へのストレスを著しく解消するラケットができあがるとのことです。 ふんふん、説明を聞く分にはとても納得できるラケットのようですね。tennis365.net 科学捜査隊でも、効果のほどを継続ウォッチすることにしましょう。
ただ、このようなラケットを使った場合、テニス肘の痛みを和らげてプレーすることはできますが、テニス肘の治癒そのものができるわけではありません。前述のように、症状のひどい人は専門医に相談することが必要です。重要なのは、ご自分の状況に合った処置と器具選びをしていただくことです。そうして、一日も早く、コートに返り咲いてください!
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