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ATP 男子ツアーの仕組み(改定:2006年)

世界男子ツアーはATP(Association of Tennis Professionals)によって管理・運営されています。

現在ランキングシステムには、「エントリーランキング」と「チャンピオンズレース」との2つのシステムがあります。

「エントリーランキング」は、過去52週間に出場した上位19大会のポイントの合計で年間ランキングを決める方式(女子のランキングシステムと同じ方式)です。
ランキングが十分高くグランドスラム4大会やマスターズ・シリーズ9大会の本戦にストレートインできる選手は。それら大会に仮に欠場(つまりゼロポイント)してもポイントがランキングに反映されます。それら13大会の他に年末のマスターズカップとインターナショナル・シリーズで獲得した上位5大会のポイントの合計となります。グランドスラムやマスターズ・シリーズに出場できないランクの選手は、その分だけ加算できるインターナショナル・シリーズの大会数が増えます。
この方式は過去約1年間の成績の平均となるため、各大会のエントリーやシードの決定の際にはこのシステムのランキングが適用されます。ただこの方法だと、成績の悪い大会があってもまったくランキングに響かないため選手の間では不評の声もあがっていました。

一方の「チャンピオンズレース」は、2000年からスタートとしたシステムで、毎年すべての選手が0ポイントからスタートし、出場大会ごとにポイントが加算され年間ランキングを決める方式です。例えば、年初に行われる大会で好成績を収めると、その選手は必然的に、その年の前半はチャンピオンレースの上位になるわけです。 ポイントの対象は1シーズンで19大会で、エントリーランキング同様にグランドスラムなどの成績が自動的に反映されます。このシステムは単純明快で分かりやすいのですが、その時々の勢いだけがランキングに反映され、あまりにも短期的すぎるという批判があります。

両方式も一長一短がありますが、2006年からはシングルスでは「エントリーランキング」が再び一般的な仕組みとして利用されています。

尚、16歳未満の若い選手は年齢により年間に出場できる大会数が制限されています。

ランキングの対象となる大会は、グランドスラムからフューチャーズまで6段階に分けられています。

【グランド・スラム】とは、全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・USオープンの4大大会をさします。 管轄は、ATPとは別団体であるITF(International Tennis Federation)となっています。 
賞金額は大会ごとにばらつきはありますが、最近は男女ともに賞金額も高騰しており、シングルの優勝者の賞金額も1億円を越してきています。
優勝者には1000ポイント、準優勝には700ポイントが加算されます。

【マスターズ・シリーズ】とは、ATPツアーの最高峰大会で、賞金総額は245万ドル以上の大会です。 年間9大会開催され、2004年は以下の大会がそれでした。パシフィックライフ・オープン、ナスダック100オープン、マスターズ・トロント、ウェスタンサザン・ファイナンシャル・マスターズ、マスターズ・モンテカルロ、マスターズ・ハンブルグ、テレコムイタリア、マスターズ・マドリッド、パリ室内。
優勝者には500ポイント、準優勝には350ポイントが加算されます。

【インターナショナル・シリーズ (ゴールド)】は、マスターズシリーズの次に位置し、賞金総額80万ドル以上100万ドル以下の大会をさします。 日本で開催される、AIGオープン(東京)はこのシリーズに属します。現在年に9大会あります。
優勝者には250〜300ポイント、準優勝には175〜210ポイントが加算されます。

【インターナショナル・シリーズ】は、賞金総額40万ドル以上100万ドル以下の大会で、現在年間44大会開催されます。
優勝者には175〜250ポイント、準優勝には120〜175ポイントが加算されます。

【チャレンジャー・シリーズ】とは、日本で言うツアー公式戦の下に位置する賞金総額2万5千ドル以上15万ドル以下の大会です。

【フューチャーズ・シリーズ】とは、賞金総額1万ドル以上1万5千ドル以下の大会で、1998年に創設されたシリーズです。

さらにその下には【サテライト・サーキット】があり、男子トッププレーヤーへの第一歩がそこから始まります。 サテライト・サーキットは、3週間3つの大会で1つのサーキットが構成され、そこで良い成績を残した者だけが4週目のマスターズ大会に出場できます。 つまりマスターズ大会の予選にあたります。マスターズ大会に上がれた者のみATPポイントを得ることのできるシステムなので、このことからポイント取得の難しさが判ると思います。

また、この他年末のマスターズ・カップ大会があり、そこではその年のシングルスのベスト8人とダブルスの4人だけが集まって、真の王者を決めます。同大会でのポイントもランキングポイントに加算されます。 (優勝500ポイント、準優勝350ポイント)

tennis365.net 編集部)

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