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杉山、森上そろってベスト8進出◇アキュラ・クラシック

杉山愛
会心の勝利で、笑顔がこぼれる杉山
画像提供:Getty/AFLO

(アメリカ、カリフォルニア州カールスバッド)

USオープン前哨戦のアキュラ・クラシック(賞金総額130万ドル、ティアI、ハードコート)で、ロシア勢が次々と倒れ、一方で日本の杉山愛(日本)をはじめとするアジア勢が躍進している。

木曜日に行われた3回戦で、杉山は第2シードのS・クズネツォワ(ロシア)と対戦し、2-6, 6-4, 6-3で競り勝つ健闘を見せた。このところ低迷が続いていた杉山は、対クズネツォワ戦を1勝2敗とし、昨年末のリンツ大会以来となるツアー戦ベスト8進出を遂げた。準々決勝では、M・ワシントンを6-1, 6-2とあっさり片付けたS・カラタンチェバ(ブルガリア)と対戦する。

杉山は第7ゲーム終了後、左ももの包帯を巻きなおすためメディカル・タイムアウトをとるなど、序盤はその影響も懸念されたが、それ以降も動きはクズネツォワ以上によかった。
久しぶりの快勝でUSオープンへの弾みがついた杉山は、「彼女はもっといいプレーができる選手なのに、今日はベストではなかったみたい。出だしこそよかったものの、次第に集中力が散漫になるのが分かったので、私は1ポイント、1ポイント、集中してプレーした。それで最後は彼女も精神的に疲れていたのだと思う。」と今日の試合を振り返った。
杉山は去年の今大会でもベスト8進出しており、これまでトップ10選手を4人下すなど、相性のいい大会。「ここは雰囲気も好きだし、日本のファンも多く、とても好きな大会。」と本人も語る。

ウィンブルドンの準々決勝以来のツアー参加となったクズネツォワは、この日はベースラインからの強打で圧倒する反面69ものミスを犯す変調ぶりだった。「1ヶ月もブランクがあってコートに戻ってきても、集中力が戻ってこない。一方で杉山はずっと集中力をキープしていたのが勝負を分けた。私はアップダウンが激しかった。」とやはり集中力の差が敗因だと認めた。
今月末に控えたUSオープンではタイトルの防衛がかかっており、「今年は去年に比べてまだ50%くらいの出来。USオープン前には試合をもっと重ねて、自信を取り戻したい。」と抱負を語った。


アンナ・チャクエタゼ
ロシア勢でただ1人勝ち残っているチャクエタゼ
画像提供:Getty/AFLO

年初来の急成長で脚光を浴びるS・ミルザ(インド)は、森上亜希子(日本)と対戦した。両者ともこのところ好調だが、この日は経験に勝る森上が落ち着いたプレーで、6-2, 4-6, 6-4で勝利を収め、2週連続となる準々決勝進出を果たした。

ロシア勢では、第9シードのE・リホフツェーワ(ロシア)が同胞対戦でA・チャクエタゼ(ロシア)に3-6, 1-6で敗れ、第16シードのD・サフィーナ(ロシア)も今大会好調のS・ポン(中国)に6-7(7-9), 0-6で敗れた。ポンは2回戦で第3シードのE・デメンティエワ(ロシア)を倒すなど勢いに乗っている。チャクエタゼの次の相手は森上、ポンはK・クレイステルス(ベルギー)とJ・ヤンコビッチ(セルビア・モンテネグロ)の勝者と対戦する。

今大会には6人のロシア勢がシード選手として参加していたが、ベスト8には一人も勝ち残らず、唯一ノーシードのチャクエタゼのみが勝利の希望をつないでいる。また、1996年以来となるアメリカ勢抜きのベスト8の顔ぶれとなった。

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