ラケットが同じでもストリングが違うだけで全く違うラケットに感じるがことがあります。色々なストリングを試し、自分のスウィングスピード、プレースタイルにあったストリングを見つけてください。 現在は多種多様な素材、ゲージ(ストリングの太さ)の物があります。
大まかに区分けすると下記5パターンがあります。
●特徴
ストリング界の王様です。昔は羊の腸を使用していた名残で、「シープ」と呼ばれています。(現在は殆ど牛の腸です。) トッププロの殆どが使用しています。技術的に伸び悩んでいる方や、テニス肘でお困りの方は是非一度試してみてください。
●対象プレーヤー
テニスのレベル、プレースタイルを問わずお薦めです。
●特徴
素材はポリエステルで伸縮性が少ないのでパワーロスがなく打った力がボールにダイレクトに反映されパワーボールが打てるのでトッププロなど競技者使用率NO.1のストリングです。
●対象プレーヤー
自分から攻めていくスピン系ハードヒッター
●特徴
素材はナイロンで人工的な素材でナチュラルストリングに近づけたストリングです。 細い糸を束ねて一本糸に構成され、糸の繊維一本一本が伸縮するのでホールド感が良くなります。
●対象プレーヤー
パワー系のラケットを使用している方、タッチショットが得意な方に。
●特徴
素材はナイロンで、一般的なストリングは殆どがモノストリングになり、太い一本芯に細い糸を巻きつけて構成されています。これからテニスを始める方はまだストリングの好みがはっきりしていないと思いますので、値段や打感などのトータルバランスを考えるとモノストリングをお薦めします。
●対象プレーヤー
・フラット系ハードヒッター
・特にこだわりがない方
●特徴
縦糸と横糸の素材、種類を変えて、ストリング特性の良いとこ取りができます。例えば縦糸はポリストリング(耐久性)、横糸はマルチストリング(ホールド感)にすることで打感と耐久性を両立させるなど。
●対象プレーヤー
競技者
同じ素材や種類のストリングでも太さが違うだけで
打感が全く違った印象になります。
米国 | 欧州 | 日本 |
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15L | 9 | 約1.33-1.41㎜ |
15L | 9 | 約1.33-1.41㎜ |
15L | 9 | 約1.33-1.41㎜ |
15L | 9 | 約1.33-1.41㎜ |
15L | 9 | 約1.33-1.41㎜ |
一般的にポリストリング1.25mm、その他ストリングは1.30mmが標準的なストリングの太さとされており、その上で太いストリングと細いストリングとでは下記の様な特徴があります。
打感はクリアで気持ちが良く高反発な反面、
耐久性が無く切れやすい。
打感は鈍く反発性はそれほどないが、耐久性は高い。
これは個人の感覚で決めるものなので、一概に第三者が何ポンドとは言えません。目安としては、ラケットそれぞれに適正テンションがありますので、その中間のポンドをお薦めします。
地面でジャンプする場合と、トランポリン上でジャンプする場合とを想定してください。トランポリン上の方が高く飛べますよね。ストリングのテンションが低く、トランポリンのように表面がより大きくしなる場合のほうがボールの飛びがよくなります。
■低いテンションの場合■
ボールの飛びが良く非力な方にお薦めです。またラケットとボールの接地時間が長くとれるので、スピンをかけ易く、タッチショットの得意なネットプレーヤーにもお薦めです。
■高いテンションの場合■
ボールの飛びを抑えることができ、打球感がシャープになります。積極的にボールを打ち抜くハードヒッターにお薦めです。
できれば3ヶ月、最低でも半年に1回は張り替えてください。
「切れてないからまだ使える」とよく思われがちです。でも、輪ゴムも伸ばしたまま数ヶ月放置すると元に戻らなくなりますよね。ストリングはゴムと一緒です。伸びきってしまうと反発性が失われ、振動も発生しやすくなるので故障の原因になります。
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